【 絹本 】



「 野良 」
猫の絵が続いて、「猫が好きなの?」と問われた。
心の底を探ってみれば、それは「野良願望」かもしれない。



「 春の風 」
青柳は、もくれんとコブシの花が好きすぎる。
ごめんなさいね。
マークやイラストを発注しようものなら、もれなく、もくれんかコブシの花がついてくる。笑
豊穰の春の風が吹きますようにと、願っているつもり。
60歳になっても70歳になっても、青春の空気を身にまとっていますようにと、願っているつもり。



「 花はな 」
深い雪がとけて、やっと来る山里の春は爛漫。カラスが電線から落として割ったクルミが、
あちこち散らばる農道の土手。カラスになったつもりで見たら、まあ見事なこと。



「 庭の肖像 」



「 麓にて 」

「 雪山のために 」
冬山の新雪を吹き上げる「ニッポン風」スキー板が欲しくて。
そしていつか、思いっきりかっこ良くスキーをしたいと願いながら、とうとう60才にもなってしまった
哀しいスキーファンのための板が欲しくて。
白馬の山野草を若冲先輩の構図にのせた。



「 里山 」



「 法の華 」
富士山 大石寺の妙住坊に納めさせていただいた、参道の桜。
気の遠くなる程の長い距離を伝え、人のあり方を説いた、国のあり方を問うた人たちの純情。
白い蓮の花の正しい教えだという、法華経。
2000年もの時を経た今、
国を越えて、宗教を越えて、知識を越えて、経済を越えて・・・
きっと「平和な法」として実りますようにと祈りながら。